2020年07月18日

弟の病院への付き添い

こんにちは。

静岡県・東部地域担当 
動くワンストップ窓口…^^

農福連携コーディネーターの嗣代 Tsuguyoです。


今日は少し私の家族のことを書いてみます。


今年に入ってから、弟の病院へ付き添っています。

弟の病院への付き添い

2才離れた弟は、子どもの頃から一つのことへのこだわりが強く、興味関心があるものはとことん。逆に、人とコミュニケーションをとるのが難しい部分もありました。


これらは、ひとことで言ってしまえば、弟の個性です。

しかし、今の社会に対しての生きづらさ…みたいなものを抱えていました。


それに対して何もせず、守られることもなく、

無理やり今の社会に当てはめようと年月を重ねるうちに、別の症状も併発していきました。


・眠れない

・いつも怒っている

・大きな声で怒鳴る


本人ももちろん苦しかったでしょうが、家族もみな疲れきってしまって…

また、ご迷惑をおかけしてしまった方々には事情を話したり謝ったり。



しかしこの状況も、いつか両親が先導し、よりよい方向へ向けて糸口を探ってくれるのではないか…

と思っているうちに、姉弟ともに半世紀近くも生きてしまっていました。


私自身、もっと早く、行政などに相談するようにとのアドバイスをいただくこともありました。

ただ、社会の目を気にする父と、生んだことに責任を感じてしまっている母を前にすると、両親に嫌われてまで、それを強引に推し進めることはあきらめていました。



そして今年に入り…

常に躁の状態の弟と、それにともなう家族同士の関係の悪化。

命にかかわってしまいそうな案件もありました。

みんな疲れ切っていました。


もうやるしかない!…と私は、信頼のおける方を介し、障がい福祉課に相談。

段取りをし、弟の病院への付き添いを始めました。

関わったからには、必ず同席をするように。

私の責任です。

そしてそれに対して、不思議と弟も安心しているように見えました。



「生きづらさ」

というのは、目に見えるものではないけれど…

診察を進めていく中で、弟の個性もわかりやすく分解してくれました。


発達障害と躁うつ病



お薬をいただき…

弟は夜、眠れるようにもなり、興奮することもなくなりました。


それだけでなく、周りの人たちが、弟に優しく接してくれるようになりりました。

それは私たち家族も。

もっと早く相談すればよかった…と思いました。



すると今度は、、


薬の効果について、心配をする声が、聞こえ始めました。

ちょうどコロナの流行が重なってしまい、病院の間隔があく時期と重なりました。

ただ、私も感じていたことではあったので、次の診察時、先生にご相談して、薬の容量を半分に減らしていただきました。

手探りなのです。

そこには母も同席していたので、みんなで納得しながら、一つずつ解決しているような気持ちでいました。



ところが…

父が、薬に対して、文句を言うようのにはまいってしまいました。

病院へ連れて行った私が、いよいよ悪者になってきました。

薬を飲む前の、思うようにならない弟に対して、母のせいにしたり、グチも聞いてきたからこそだったのですが…


そして…

二人三脚で同じ方向を向いていると思っていた母が、私に隠れて薬を半分に減らすように弟に指示をしていました。

ただ、それがしっかり弟に伝わっていなくて、1日おきと誤解してしまったり…



結局いつもの通り、父の指示に従う母でした。

そうするにしても、なぜ相談してくれないのか…と、気持ちが折れそうな私がいます。

無理やり薬を飲ませているつもりはないのです。

病院も薬も手探り、まだまだこれからと思っています。




そんな必要はないのに責任を感じて悩む母と、もどかしさから否定するしかなかった父

相容れることのない二人の気持ちを、それぞれ受け止めて私なりに考えてきました。

これまでずっと…



今回、農福連携に携わること、そして弟のこと、家族のこと。

動き出す時期がスパイラルのように重なりました。


情報収集をしながら…

両親がいなくなった後のことも、現実問題として考えていかなければなりません。





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Posted by 農福連携アドバイザー   鳥居 嗣代(つぐよ) at 22:42│Comments(0)◆家族のこと
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